LAN工事の見積もりをする時には相見積もり必須!LAN工事を安くするための3つの方法

相見積もりと入札の違いとは?

はじめに、LAN工事を1円でも安くするために大切な相見積もりと入札についてそれぞれのポイントを確認しておきましょう。

 

相見積もりとは?

取引において、購入価格がどのくらいになるのか、前もって見積もりを取っておくのは予算を決める上でもとても重要なことです。

このとき、ただ、自分が知っている業者やセールスを受けた企業による見積もりをそのまま受け入れるのではなく、納入を受ける際の条件を比較してもっとも有利な業者を判断する必要があります。

このように、複数の業者に見積もりを出させることを相見積もりと呼びます。価格や納期といった取引条件の数字や日程を見比べられるため、自社にもっとも利益のある業者を絞り込めるのです。

 

入札とは?

入札とは、取引を希望する業者に呼びかけて、依頼した発注内容から見積金額を提示させて、もっとも安い見積価格の業者を選ぶ方法です。

市場の競りやオークションが業者の提示価格によってどんどん値段が上がっていくのに反して、入札の場合は安い金額を提示した業者ほど他社より有利に立てます。

一般的な見積もりを出すのと大きな違いは、公開で金額を伏せたまま入札に参加する競合他社と争う点です。

ただ、入札で必要な入札書自体は、よく使われる見積書の内容と同じです。

 

それ以外の方法

相見積もりや入札以外の方法には、随意契約があります。

随意契約とは少額の取引の際によく使われており、相見積もりと入札の中間のような位置づけです。

見積もりを競争させてもあまり価格に反映されない商品やサービスの場合、入札を簡略化するために見積もりを出させて金額や内容で有利な業者と契約を結びます。

 

相見積もりと入札では実際どちらがいいの?

手続きの手間や時間の長短など、相見積もりと入札はそれぞれ特徴を持っています。メリットとデメリットをチェックしておきましょう。

 

相見積もりのメリット・デメリット

3つのメリット

  1. 自社がイメージする工事内容を複数の業者から一番安く依頼できる
  2. 複数の見積もりを比較できるので一社のみに見積もりを依頼する場合より相場に近くなる
  3. 見積もりのやりとりで営業担当者の姿勢や説明のわかりやすさ、工事内容の明確さなど、信頼できる企業かどうかを確かめられる

3つのデメリット

  1. 価格で選びがちになるため内容による比較がしづらくなる
  2. 口コミや評判を考慮しづらくなる
  3. あまりに安い見積価格の場合品質に不安が残る

入札のメリット・デメリット

3つのメリット

  1. 自社の希望する業者に入札の声がけができる
  2. 価格が非公開で入札させるため競争原理で価格が下がりやすい
  3. 入札日を設定するので発注の流れがスムーズになる

3つのデメリット

  1. 入札価格で値段が決定するので値下げ交渉ができない
  2. プロモーションやリベートといった金額的なプラスαが期待できない
  3. 入札業者同士で談合される可能性がある

LAN工事は品質が命!予算に余裕がある場合は信頼と施工技術で業者を選ぼう!

現代の企業活動において、安定した通信速度が出るLAN回線は欠かせません。

せっかくコストをかけてLAN工事をしたのに「スピードが安定しない」「回線がストップする時がある」といった不調があれば、取引先との連絡や社内のコミュニケーションに支障が出てしまいます。

たしかに、LAN工事はまとまった費用が必要なため、できるだけ安い見積もりを出してくれる業者に依頼したいところです。

ですが、ビジネスチャンスを生かしてしっかりと業務を遂行していくためにも、品質を大切にすることが重要です。そのためには信頼できる業者を見つけなければなりません。

安心してLAN工事を任せられる業者探しのポイントは、営業マンの接客態度やネットの口コミなどを総合的に判断することをおすすめします。

LAN回線は一度工事をしたからといってそれきりではありません。

もし利用していくなかで調子が悪い、故障したなど、トラブルが発生した際には工事業者にメンテナンスや修理を依頼しなければならないからです。

信頼できる業者を見つけるためにも、複数の業者にLAN工事の打診をしてその反応を比べてみましょう。

  • 訪問してきた営業マンの説明はわかりやすいか
  • 工事の品質や保障制度はあるのか
  • 利用中に不具合が発生したときのアフターサービス体制はしっかりしているか
  • 見積もり価格は相場に見合っているか

最低限、今挙げた4つのポイントはクリアしたいところです。そのためにぜひ行ってほしいものこそ、相見積もりです。

相見積もりをすれば、それぞれの業者の強みや特徴など、単に見積もり価格の高い・安いには現れない部分がわかります。

この見積りを安くする努力を怠らなければ、品質の高い工事+業界最安値の工事費を実現することも可能なのです!

 

見積書を比較して上手に相見積もりを取ろう!

ここからは、候補に挙げたいくつかの業者から受け取った見積書をどう比較していくかについてご紹介します。

 

見積もり内容の比較、精査は慎重に

まず、相見積もりは最低でも2〜3社に依頼するようにします。見積もりを出させる業者を選ぶときは、営業所からの距離やこれまでの発注履歴や営業の有無ではなく、あくまで公平な目で行ってください。

各社から見積もりが出揃ったら、次の2つのポイントを意識しながら比較していきます。

ポイント1 工事内容に大きな違いはないか

業者は、LAN工事の見積もり内容を現地調査と聞き取りによって具体化します。

社内のLAN回線をどのようにしたいのか希望を伝えて、その内容を踏まえた上で業者は具体的な配線を図面に起こし、見積もりが計算されます。

LAN工事を請け負う業者であれば、よほどこちらから特別な希望を出さない限り、工事内容や見積金額に大きな差は生まれません。

したがって、相見積もりで見積書の内容に差がないことは、選ぶ際の大前提となります。

 

ポイント2 不必要な工事内容が含まれていないか

もし、業者によって他業者からの見積書には見られないような工事内容や追加工事が含まれている場合は、要注意です。

その一社だけ見積もり金額を水増しするために、わざと差し込んでいる可能性が高いからです。

気になる工事内容を見積書で見つけたら、出してきた業者にその理由や必要性を尋ねてみたり、他業者に工事内容の確認をするときに合わせて、それとなく「こうした工事内容が必要という業者もあるのだが、なくても大丈夫でしょうか?」などと確認してみるとよいでしょう。

 

業者とはいえ相手も人間、過度な値下げ交渉は禁物!

数社から相見積もりを出させれば、今回の工事に対する相場が把握できます。

できるだけ安い業者に依頼をしたいのは人情ですが、それでも相場を無視した必要以上の値下げ交渉はおすすめできません。

業者側もいくら仕事を取りたいからといって、一定以上の必要を掛けなければ品質を維持することも、工事をすることも難しいためです。

それに、相見積もりを話に出して「もっと安く見積もりを出してきた業者もいる」と持ちかけても、業界内の情報や相場は競合他社である程度把握しているものなので、かえって業者の印象を低下させて距離を置かれてしまう可能性も出てきます。

もし、値下げ交渉をする場合は、使用する資材のグレードを落とす、もっと配線を簡略化できないか相談するなど、予算自体を検討し直す姿勢で持ちかけるようにしましょう。

 

業者任せにせず工事内容をしっかり把握して稟議に臨もう

業者はその道のプロなので、すべて任せてしまった方が流れが楽だと考える担当者も多いようです。

しかし、LAN工事を発注して、完成後、実際に利用するのは他でもない自社の人たちです。

そのため、LANを使用する従業員からしっかりとヒアリングを行い、それを業者にフィードバックすることが必要不可欠だといえます。

LAN工事について業者と話し合うことや稟議を行うことは、手間がかかり時間の無駄のように感じるかもしれません。

しかし、工事の進捗や従業員のニーズを的確に把握することで、ベストな状態で施工できます。

つまり、費用を省いて必要な工事だけを行えますので、最高のコストパフォーマンスを実現することができるのです。

実際話し合いや稟議を行わず、業者に一任してしまった結果、工事が終わると求めていた内容と違っていたというケースもよく見られます。

したがって、きちんと業者と話し合って従業員からヒアリングを行うことが大事なのです。

また稟議を行う際も、「業者がこういったから」「工事内容は任せてある」といったようでは、社内でLAN工事について質問を受けたとき、まともに答えられません。

工事内容に関する基本的なポイントや施工期間、完成後にもたらされる変化まで、一通り把握しておきましょう。

工事の主体はあくまで発注側の私たちです。

品質の高いLAN工事をさせるためには、業者との話し合いと社内の稟議をスムーズに行い、見積もり内容を通して知っておくべきポイントは必ず押さえるようにしておきましょう。