音響設備ってどこに頼めばいいの?失敗しない音響設備工事業者の選び方
音響設備は、専門業者に依頼するのが一般的だよね。
だけど、高額を支払って音響設備を設置したのに失敗してしまった…なんて場合もあるんだ。
今回の記事では、音響設備設置のポイントについて、詳しく見ていこう!
店舗や多目的室などに音響設備を導入する場合、外部の工事業者に依頼するのが一般的です。
スピーカーを適切な場所に配置をしないと音が綺麗に響きません。
業者に依頼することで、配線やミキサーなどの機器との接続まで行ってもらえます。
実際に音響設備を設置するための工事を依頼するにはどんな業者に選べばよいか迷ってしまいますよね。
今回は、音響設備業者の選び方について解説していきます。
パッとみでわかる目次
音響設備工事業者選びの基準
音響設備を取り付ける工事は、通常の住宅工事とは少し異なります。
音響はスピーカーから出た音が空気を振動しながら進んでいき、人の耳に音が届くようにしなければいけません。
音響設備を取り入れようとしている店舗やホール、多目的室や体育館など、場所によって音の響き方や人が座る場所が異なります。
音は、スピーカーから聴く人の距離や傾きによって音の広がり・響きが変わります。
住宅のように建造物の耐久だけでなく、音響設備への知見がないと工事は出来ないのです。
音響設備が正しく機能するためには、実績のある業者に依頼する必要があります。
ここでは、音響設備工事業者の選び方の基準をご紹介します。
実績で選ぶ
音響設備工事業者は実績が重要です。
音響設備といっても様々で、ライブなどを行う音楽ホールの音響を得意としている業者もあれば、舞台などを得意としている業者、会議室や販売店舗の小規模な音響設備を得意としている業者があります。
自分たちの目的に合った実績のある業者を選ぶことが重要になります。
音響設備はスピーカーの位置やサイズによって影響を受けます。
部屋のサイズから、どのくらいのワット数のスピーカーをどのくらい、どこに設置すればよいかは、ある程度のノウハウが必要になります。
音響設備工事業者は部屋のレイアウトから必要なスピーカーなどの機器を割り出し、見積もりを出してくれます。
例えば、ホールの中だけ音が聞こえて欲しいのか、それとも化粧室まで音が聞こえて欲しいのでは、スピーカーの設置方向や個数などが大きく影響します。
実績が多いほどノウハウが多く、適切な機器選びをしてくれます。
また、音響はスピーカーだけでなく、遮音板や遮音シートの導入によっても変わります。
設備以外にも、音を外部に漏らさないように、音を集める遮音という技術があります。
どこに遮音板をつけるべきかなど、ある程度は計算で出すことが出来ますが、よりいい音楽にするためにはノウハウも必要になります。
ホームページなどに実績を載せている業者が多いので、どのような場所の音響設備工事を得意としているか事前に調べておくことが大切です。
専門的な知識や技術がある業者を選ぶ
音響設備は決して安い工事ではないので、専門的な知識や技術のある業者に行ってもらいたいです。
音響設備の場合、通常の建築工事よりも考えなければいけないことが多いので、相談できるかどうかで選ぶようにしましょう。
例えば、スピーカーを天井埋め込み式にするか、それとも天井からつるすタイプを選ぶのかなど、悩むことも多いです。
それぞれどんなメリットがあり、おすすめはどちらなのかを説明してくれる、相談できるような知識がある業者だと安心して任せることが出来ます。
見積もりを取る前に事前に営業マンと話をする機会があると思うので、その際にいくつか質問をして専門的な知識があるのかどうかを見極めましょう。
音響設備の設置には、専門的な知識やノウハウが必要なんだね!
業者を選ぶ際には、見積もりをきちんとチェックしましょう!
音響設備の工事前には、必ず見積もりをチェックすることが大切だよ。
業者は価格で選ぶことも重要です。
音響設備工事は電気工事の免許さえあれば行うことが出来るので、日ごろは電気工事を主流にしている業者が音響設備工事を行っているケースがあります。
専門の音響設備工事業者に依頼するよりも安く仕上がるケースもありますが、サポートも少なく、音質も良くないという悪質業者を掴まされることも少なくありません。
音響設備はトラブルも多くなるので、まずは相見積もりを取りながら業者選びをしていきましょう
見積もりで注意しなければいけないのが、
- 機器の見積金額が記載されているか
- 工事の内容が明確になっているか
- レイアウトに合ったものになっているか
という3点です。
音響設備工事の見積もりを取ると、「音響工事 50万」と記載されていることも少なくありません。
なぜ50万円になったのか詳細が書かれていないと、人件費と共に少しマージンを取られている可能性があるので、注意が必要です。
「スピーカー設置 10万」「配線工事 5万」といったような詳細が書かれている方が、安心して任せられる良心的な業者であると言えます。
部屋のレイアウトによって、設備が変わります。
スピーカーの配置や数がレイアウトに合わせたものなのかがわかる資料をつけてもらうと、より精密な見積もりになります。
音響設備工事の決め手となるのは
一番の決めてとなるのは、提案から工事までを全て一貫して行ってくれる業者であるか、ということだね。
その他にもアフターサービスが充実している業者や建設業許可を得ている業者であることも大切だよ。
ここからは、実際に音響設備工事を依頼する業者を決めるための、決め手になる部分をご紹介します。
音響工事はスピーカーやアンプを購入すればすぐに導入できるものではありません。
レイアウトや音響機器選定からお任せできるような業者に依頼するのが安心です。
スピーカーとアンプはメーカーをそろえたほうがいいのかなどの疑問も、すべて業者が解決してくれるので、フロアに合った音響を取り付けるようにしましょう。
提案から工事までを一貫して行ってくれる業者を選ぶ
- 提案してくれること
- 工事はすべて1業者で行えること
この2点がとても重要になります。
音響設備の工事を実施するということは、音響を使ったビジネスを行いたいからだと思います。
目的に合った機器選定、設置場所や遮音板などの設置、配線工事までを提案してくれて、実施できるような業者に依頼するのが一番安全です。
電気工事だけは別の業者となるとまた工数や人件費などがかさんでしまって、かえって高くつくことが多いので、一貫して工事を行ってくれる業者を選ぶようにしましょう。
まずは概算の見積もりを出してもらい、それから提案と承認をくりかえして、正式な見積もりで合意を取れるとよいでしょう。
営業マンの話の仕方や服装の清潔さなどもチェックすべきポイントなので、話ながらしっかりとチェックしていけるようにしましょう。
建設業許可を受けている業者を選ぶ
音響設備工事業者の中には、電気工事士免許しか持っていない業者も少なくありません。
その場合、天井に穴を開けてスピーカーを設置したり、その他の防音設備を取り付けるときに、別の業者を挟まなければいけなくなります。
二度手間にならないためにも、建設業許可を得ている業者に依頼すると安全です。
音響設備を付けたときに、消防法などの適用される法令も変わってくるので、業者と確認をしながら機器選定・レイアウトをしていきましょう。
音響設備を取り付けることで、近隣住民に影響が出ることがあるので、壁や天井だけでなく、ドアにも防音設備を取り入れるのが基本です。
防音設備への知見、技術がしっかり備わっているかを見極めるうえでも、建築業許可を得ている業者に依頼するとスムーズです。
トラブルに強い業者を選ぶ
音響機器は、トラブルが多いことでも知られています。
スピーカーの角度によってはハウリングという音が反射してしまって異音を発するようになってしまうことがあります。
電気のコードのアンペア数を間違えてしまうと故障の原因にもなりますし、トラブルが多いこともでも知られています。
また、音響設備が完成した後でも、トラブルが起きたときにすぐに対処してくれるような、アフターサービスがしっかりしている業者を選ぶことも重要です。
トラブルに強いかどうかの見極めはかなり大変ですが、問題が起きたときにはどんな手順で対処してくれるのかなどを問い合わせてみると、どんなトラブル回避を行ってくれるのかが見えるかもしれません。
見積もり一括サイトを利用する
地域の音響設備業者に依頼してもよいですが、一括で見積もりを取ってくれる「見積もり一括サイト」というものが存在します。
要望を書き込んで問い合わせるだけで、複数の業者から見積もりが届きます。
ひとりで複数の業者とやり取りするのが大変だという人は、一括サイトで見積もりを取り、そこから選定するやり方もあるので参考にしてみてください。
まとめ
音響設備を設置する場合のポイントについて、良く分かったかな??
音響設備を設置してくれる業者はたくさんあるけれど、
- ノウハウと実績がある業者に依頼すること!
- レイアウトから工事までを一貫して行ってくれること!
- アフターサービスが整っていること!
を忘れないようにしよう!
今回は、音響設備をどこに頼めばよいかを具体的にご紹介しました。
いくつかのポイントがあり、やはり音響に詳しくて対処できるような業者に依頼することが重要になります。
相談が出来て、提案をしてくれて、工事まで一括で行ってくれる業者がよい業者だといえるでしょう。
アフターサービスもついているかどうかは事前に確認することで、失敗を減らすことが出来ます。
ぜひ、参考にしてみてください。