照明のスイッチ交換を電気工事業者に依頼することはできる?その費用や頼み方とは?

スイッチ 交換

おふくろう君
おふくろう君

電気をつけるスイッチは、毎日使うから壊れてしまうことが多いんだ。
スイッチが壊れてしまった時、自分で修理することができるのか??
専門業者に依頼する場合には、いくらかかるのか?
今回の記事で詳しく見ていこう。

オフィスや店舗・住宅で毎日使っているものの一つがスイッチです。

照明を入り切りするのに日々使用しているので、年数が経つと「動きが良くないな。」「ちゃんと入り切りできない時がでてきたな」と故障する場合がありますよね。

スイッチには種類も多いため、機能的なものに変えて生活をスマートにしたい、おしゃれなカバープレートやスイッチに替えて自分のお気に入りのインテリアを完成させたい、ということもありますね。

しかしスイッチ交換は簡単そうですが、電気工事士の資格が必要な工事です。

無資格で施工すると罰則が科される場合もあるのです。

そこで今回は、スイッチ交換を検討した時にどんな電気工事業者に依頼するとよいか、費用を抑えるにはどうしたらよいか、上手な依頼の仕方のポイントをお教えします!

照明スイッチ交換業者を選ぶには

電気工事業者 信頼できる

おふくろう君
おふくろう君

スイッチ工事を業者に依頼する時には、見積りを出してもらうこと、自宅近くの業者に依頼する事、資格を持っているのを確認する事が大切だよ。

そもそもスイッチ交換のように簡単に見える作業でも電気工事士の資格が必要なのはなぜでしょうか。

スイッチは壁の中に接続部分や配線があります。

器用ならネットさえ見ればできてしまいそうな作業にも知識と技術が伴わないと感電や漏電の危険があり場合によっては火災を引き起こすこともあるのです。

簡単でも危険の伴う工事なら、安心して任せられる業者がよいですよね。

ここではスイッチ交換を依頼できる良い業者の見分け方をお教えします。

見積りを出してもらう

良い業者かどうか見分け、かつ安心して依頼するためのポイントの一つはどんな見積もりを出す業者かという点です。

近くの業者なら現場に来て、見積もりを出してくれるでしょう。

スイッチ交換の調査なら20〜30分くらいで終わリますし、詳細に要望を伝えられます。

時間が取れなくて電話やメールでのやり取りをする場合でも、現場の写真を提示するように求めてくる業者なら、しっかりとした見積もりを出してくれる可能性が高いです。

そして実際の見積もりを

  • 「工事費」
  • 「材料費」
  • 「出張費(交通費)」
  • 「諸費用」

など内訳を明確に記しているものであれば、その業者の見積もりは信頼できます。

とはいえ、見積もりで大事なのは金額です。

その金額が適正かどうかを見分けるために、最低でも3社から見積もりを取るようにしてください。

このように簡単な工事とはいえ、きちんとした見積もりを出して丁寧な対応をしてくれる業者であれば安心して仕事を依頼できます。

大きな会社で営業さんと工事担当者が違う場合でも、このような業者は社内での教育がしっかりしているでしょうから、工事の人も丁寧にしてくれると考えられます。

自宅近くの業者に依頼する

今回、新たに業者を探すなら、まずネットで「(市区町村) 電気工事業者」と検索してみてください。

全国展開している工事業者を紹介するサイトから地元の業者まで、たくさんの業者がヒットします。

条件が合うなら、近隣の業者を選ぶことをオススメします。

近くなら当然、出張費・交通費が安く済ます。

しかし、近隣の業者をえらぶメリットは金額だけではありません。

施工後に「ちょっと使いづらい」「気になる点がでてきた」という時に、保証がついている業者であればアフターフォローをきちんとしてくれます。

施工後の気になった箇所の修繕を依頼する場合、遠方の業者だとどんなに良い業者でも対応が遅くなりがちですが、近隣の業者なら迅速に対応してくれます。

スイッチは毎日使っているものですから、迅速な対応は安さと同じくらい大きなメリットです。

口コミや資格をチェックする

初めて依頼する業者には不安があります。

その不安をできる限り減らして依頼するためにも口コミや資格はチェックしておきたいですね。

ネットで「(市区町村) (業者名)」を検索すれば、口コミや評判を掲載したサイトがみつかります。

もしここで業者の名前も見つからないようであれば、新規に開業した業者でない限り注意が必要です。

エリアごとにおすすめの業者を提案しているサイトもあるのでぜひ参照してください。

さて口コミでどんなことをチェックしたらよいでしょうか。

  • 対応の丁寧さ
    (作業内容や費用の説明をしてくれるかどうか)
  • 対応の迅速さ
    (依頼や修繕にすぐにたいおうしてくれるか)
  • 作業の丁寧さ
    (作業員の技術や知識レベル)
  • アフターサービス
    (保証があるか、施工後の対応はどうか)

これらの点が口コミで良い評価ならば安心できます。

ただし、同じような良い評価がたくさんあるようなら、なりすましの評価の場合もありますので、よく確認してください。

他に信頼できる業者か確認できるチェック項目として電話番号が固定電話であるかどうかで判断する事もできます。

業者がサイトを持っているならチェックしましょう。

電気工事はとても幅広いので、業者によって得意分野が違います。

スイッチ交換や修理が業者の対応できる業務に挙がっているようなら安心です。

最後に基本的な点ですが、初めての依頼先なら、電気工事業の登録(届出)番号があるかで確認してください。

電気工事業の登録(届出・通知)は業者が行っていなければならないものです。

加えて、作業員が電気工事士の資格を持った人かも確認しましょう。

工事の際に免状を携帯しないといけませんからすぐに確認できます。

これらは業者が持っていなければならない資格なのでぜひ確認して違法な業者に依頼しないようにしてください。

業者に依頼した時の費用

適正な見積もり

おふくろう君
おふくろう君

スイッチ工事を業者に依頼した場合には、修理になるのか、交換だけで済むのか、増設が必要になるのかによって価格が変わってくるよ。
機能面でこだわると、その分金額が高くついてしまうんだ。

では実際の作業費の相場はどれくらいでしょうか。

スイッチに関連した作業は主に、カバーの交換・修理・移設や増設です。

ここでは各作業費用の相場と高くても業者に依頼したほうが良い理由を取り上げます。

カバーだけの交換のケース

ワイドプレート フルカラー

「雑貨屋さんや照明器具屋さんで見つけたおしゃれなカバー(プレート)に替えたい。」ということだけなら、電気工事士の資格はいりません。

ドライバーさえあれば自分でできます。

しかし、使い込んだスイッチの場合はカバーを変えたあとにプレートが浮いて見えるとかスイッチが凹んでしまうということがあります。

他にもカバーが割れたから新品に交換するという場合でも同じようなことがあります。

例えばパナソニックのフルカラースイッチに同じシリーズのプレートを付ければ問題ありませんが、見た目がそっくりなコスモワイドの1個口のコンセントプレートを設置すると隙間ができてしまいます。

実はプロでもこれらのカバープレートの違いはパット見ただけでは見分けづらいくらいです。

ですからカバープレートの交換であっても、心配ならば自分で替えずに業者に依頼してください。

スイッチの種類が変わる場合も同じです。

カバープレートだけの交換の費用には相場がありませんが、スイッチ交換の相場が¥3,000〜になっているので参考にしてください。

修理が必要なケース

スイッチの入り切りができない場合やスイッチが凹んでぐらついてきた場合は、そのままにすると使えなくなったり事故に繋がりかねません。

早めに修理をしてください。

スイッチ本体の故障としては、内部のバネの破損するケースが多いです。

この場合を含めてスイッチ内部の故障であれば、業者が使っていないスイッチから部品をとる工事になります。

作業費だけで安価な工事になると思います。

しかし技術的には可能でも工事業者としては保証しきれないので、スイッチの部品交換はあまり引き受けてくれないかもしれません。

スイッチの寿命は約10年と言われています。

もし故障箇所が10年に近いのであれば、交換したほうが安心して長く使えます。

相場は、スイッチ交換で¥3,000〜です。

他にもスイッチ故障と思っていたら、原因は配線や器具だったということもあります。

ですから、故障と思ったら必ず業者に調査してもらうことをオススメします。

移設や増設を必要とするケース

オフィスや住宅は、キャビネットや家具を動かす場合があります。

移動したい場所にスイッチが隠れてしまうので、スイッチの移設が必要になります。

さらにオフィスなどでは入り口を増やしたので、スイッチも増設したいという場合もあるでしょう。

移設・増設工事には配線工事も追加されることがほとんどですから、スイッチの増設¥3,000〜に加えて、配線工事を見積もってもらうことになります。

配線工事は施工場所は長さによって金額が決まるので、その都度見積もってもらうことになります。

他にも、ただ入り切りするだけでなく、パイロットランプ付や調光など機能がついているものに変更したいと思う場合は、材料代はただの片切スイッチより高価になります。

余談になりますが、最近で注目されているスマートスピーカーなどで照明を操作することが簡単にできるスイッチも発売されています。

10,000円前後の材料費がかかりますが、既存の照明もスイッチに手を加えるとWi‐Fi化できます。

照明の「スマート化」を検討しているなら、電気工事業者を選ぶ場合、ネットにも詳しい業者だと頼りになります。

電気工事の費用をお得にするなら

おふくろう君
おふくろう君

少しでも工事費用を抑えたいのであれば、複数社から見積もりを取る事、自宅近くの業者に依頼する事、シンプル機能にする事がお勧めだよ。

良い業者に相場にあった費用で依頼するにしても、できることなら費用を抑えたいところです。

ここでは自分で決められる費用を抑えるポイントについてお教えします。

交換か修理かを選ぶ

プレートの一部が割れているとかスイッチのバネが悪いなどの故障の場合、自分で持っている材料を使って出張費だけでやってくれる業者もあり、費用は交換よりも安価になります。

これは業者に依頼してよかったと思える内容ですが、保証がつくことはほとんどありません。

とはいえ、修理の方が安くなることが多いので、当座の出費を抑えたいなら修理を依頼してください。

ただし長期的に見れば交換をオススメします。

器具や作業に関して保証してもらえるでしょう。

スイッチカバーの種類を検討する

スイッチカバーも種類によって大きく金額が変わります。

おしゃれなものや金属製のものなどは高価です。

しかし、あまりこだわりが無いのであれば汎用カバープレートにするなら安価に抑えられます。

他にも、こちらが先かもしれませんがスイッチの種類でも費用が大きくかわるので検討してください。

例えばパナソニックならフルカラーでネーム付(スイッチに表示を入れられるカバーが付いたタイプ)とそうでない場合で数十円の差があります。

コスモワイドシリーズならスイッチにハンドルというカバーをつけますが、このハンドルがネーム付かそうでないかでやはり数十円の差がでます。

ネーム付にせずに表示をラベルライターでラベルを作ることで費用を抑える事もできます。

さらに、片切スイッチと照明を切った時にランプが付くホタルスイッチでは数百円の差があります。

いつも使用してスイッチの場所を皆がわかるなら、ただの片切スイッチに変えるだけでよいかもしれません。

スイッチの機能を抑えることで費用を抑えることもできます。

まとめ

おふくろう君
おふくろう君

スイッチの工事は、基本的には全て業者に依頼するのが安心だね。
カバーの交換だけであれば自分でもできるけれど、万が一の事を考えて、専門業者に依頼するようにしよう。
業者選びに失敗しないためには、見積り詳細をチェックする事、相場を確認する事、口コミなどもチェックしてみよう。

ネットを見るとスイッチ交換をDIYで行う方もいるようですが、それは違法です。

必ず電気工事業者に依頼してください。

スイッチ周りの作業は簡単な工事だけにどの業者に依頼するか迷うところですが、ポイントは、きちんと見積もりを出して近隣にある評判の良い業者です。

費用を抑えつつもしっかりと工事をしてもらうためにも、相場を把握して交渉をしてください。

自分でできる費用を抑えるために、使う材料をよく検討しましょう。

この記事のポイントを参考にして、スイッチ交換を安心して依頼できる電気工事業者を見つけてくださいね。