オフィスのLAN工事を安くするための裏技!オフィスのお困りごとを解決します!
オフィスのLAN環境を見直したい、無線LANを導入したい…さまざまな事情によりLAN工事を検討するときがあると思います。
ただ業者に見積もりを依頼してみたところ、どうも金額が高い気がする…
でも相場もよくわからないから、いつも言われた通りの金額でそのまま発注してしまっているという方もいるのではないでしょうか。
今回はLAN工事にあたって押さえておくべきポイントを解説します。
ぜひご一読いただき、納得感を持ってLAN工事を発注できるようになりましょう。
パッとみでわかる目次
オフィスのLAN工事って高いの?安くするためにはどうしたらいい?
さてLAN工事、なかなか金額が高いと思いませんか?
とはいえ自分は専門家でもないから、業者から出された見積金額が妥当かどうか評価できなくて困っている方もいるでしょう。
実はLAN工事の発注の進め方として押さえておくべき2つの要素があるのです。
それは「正しい見積もりを取る」「相見積もりをとる」の2つ。
この2つを知っていれば、あなた自身がLAN工事に精通していなくても適切な見積もりを取ることができるのです。
以下で詳細を説明します。
概算の見積もりでLAN工事業者を選定しない
ポイントのうち1つ目は「概算の見積もりでLAN工事業者を選定しない」という点です。
これは言い換えれば「いい加減な見積もりで発注してはいけない」ということになります。
より現実的な見積もりを取得するためには、発注する側が業者に伝えるべき情報があるのです。
それがなければ、いい加減な見積もりになってしまうのは当然ですよね。
いい加減な見積もりにならないための具体的な手順は後述しますので、まずはこの点を覚えておいてください。
相見積もりを必ず取る
ポイント2つ目は「相見積もりを必ず取る」という点です。
つまり「それなりの規模のLAN工事をするなら、複数の業者から見積をもらって比較する」ということです。
ある業者に見積もり依頼をしていながら、別の業者にも見積もりを依頼するなんて不誠実と思う方もいるかもしれませんが、ビジネスにおいて相見積もりはもはや常識。
気にする必要はありません。
また相見積もりを取ることで、金額という目に見える形で違いを理解することができるため、自分に専門的な知識がなくても業者の差を評価することができます。
こちらも具体的な手順は後述しますね。
正しい概算見積もりの取り方
それでは1つ目のポイント「概算の見積もりでLAN工事業者を選定しない」の対策ともいうべき、正しい概算見積もりの取り方について解説していきます。
下記の情報を押さえておけば、ご自身のオフィス環境に合った現実的な見積もりを取ることができるでしょう。
実際に使用したいLAN環境を明確にしておく
見積もり取得にあたってのもっとも重要なのは「実際に使用したいLAN環境を明確にしておく」ことです。
オフィス内のどこでどのようにLANを使うのかといった情報をしっかりまとめておきましょう。
具体的には下記のような情報です。
- パソコンはどの机に何台設置するか
- 各個人が使用するパソコンは無線LANにするかどうか
- サーバやプリンタなど、場所をほぼ固定する機器は何台あり、どこに設置するか
これらをオフィスのレイアウト図(見取り図)に書き込んでおくのです。
もしこれらが不明確な場合、業者に見積もりを取る前に社内できちんと認識を合わせておく必要があるでしょう。
「レイアウト図をしっかり作成する」これが正しい見積もり取得にあたっての最初の一歩となります。
概算はあくまで概算なので現場調査は必ず行ってもらう
上記のレイアウト図が作成できたら、業者はほぼ現実的な見積もりを作成することができます。
ただここでもう一点やっておいたほうが良いことがあります。
それは、業者に現場調査をしてもらうことです。
理由は、業者が机上で想定したLAN工事内容が、実際に実施できるかを事前に判断してもらうためです。
LAN工事には、大抵の場合配線作業が伴います。
そのため、
- 壁や床などがどのような材質でできているのか
- 天井裏に入っての作業が可能か
などの要件により、必要な部材や工事器具が変わってくる可能性があるのです。
業者に事前に現場を見てもらうことで、具体的な工事手法がわかってきますので、より正確な見積もりとなるでしょう。
正しい相見積もりの取り方
それではここから、重要ポイントの2つ目「相見積もりを必ず取る」について、進め方を説明していきます。
どの業者にも同様の条件で見積もりを取る
相見積もりを取るにあたってもっとも重要なのは「どの業者にも同様の条件で見積もりを取る」という点です。
例えば2社からLAN工事の見積もりを取る場合、LANを使用するパソコン台数やサーバの設置場所などの必要情報を2社に対して同じように伝えておかないと、見積金額が違って当たり前ですよね。
「各業者には常に同じ条件を提示する」これが相見積もりの最重要事項です。
ここで役に立つのが、「実際に使用したいLAN環境を明確にしておく」のところで説明したレイアウト図。
レイアウト図がしっかり作成できていれば、それを各業者に渡すことで必要情報を各社に同じレベルで伝えることができます。
一度レイアウト図を提示したものの、その後の検討の中で条件そのものが変わる(パソコン台数やプリンタ設置場所が変わったなど)というケースもあると思います。
そんなときはレイアウト図を修正し、各業者に再配布するようにしましょう。
予算が決まっているなら事前に伝えておく
業者に見積もりを依頼するにあたり、予算が決まっているようであればあらかじめ伝えておくと良いです。
いくら理想のLAN環境にしたいと思っても、先立つものがなければ実現することはできませんからね。
また、予算の上限金額が決まっていれば、業者側から予算金額内で収まるよう工事内容を変更した提案がもらえる可能性もあります。
上限が決まっているからこそできる工夫があったりもするのです。
いずれにしても、工事金額の規模感を共有できていれば、工事を依頼する側(あなた)と工事を実施する側(業者)の認識が大きく離れてしまうこともなくなります。
その後のコミュニケーションもスムーズに進むでしょう。
というわけで、予算額はあらかじめ伝えておくことをおすすめします。
まとめ
LAN工事を安くするための方法となる「概算見積もりの取り方」「相見積もりの取り方」について解説しました。
LAN工事は「何もかも業者にお任せ」というスタンスでは良いものが作れません。
必要な情報の把握や提示、それをもとにした各種の交渉を経て最適なLAN工事は実現できるのです。
ぜひこれらのポイントを押さえ、あなたのオフィス環境をより良いものにしていきましょう。