LAN工事の時にパソコン同士を接続する設定を依頼することは可能?ファイル共有を利用して業務を格段に効率化!
LAN工事を業者に依頼する時には、パソコン同士のファイル共有設定を一緒にやってくれる業者があるよ。
今回の記事では、ファイル共有機能を利用するメリットやデメリットについて、詳しく見ていこう。
LAN工事をして各パソコンがネットワークに繋がったら、その環境を活用したいですよね。
特にパソコンに保存してあるファイルを他のパソコンからも参照・編集できるようになる「ファイル共有」は便利なので、すぐ使いたい機能の1つです。
せっかくであれば、LAN工事が終わったらすぐ使えるようになると嬉しい。
ただ、ファイル共有を使うためにはパソコン側の設定も必要なので、ちょっと手間がかかります。
そこで…この手間がかかるファイル共有の設定を、LAN工事業者にお願いしてみることはできないだろうか?
もしできたらとても助かるので、ぜひお願いしたいところですよね。
今回は、「LAN工事業者にパソコンのファイル共有設定はお願いできるのか?」について調べてみました。
パッとみでわかる目次
LAN工事業者にパソコンの共有設定は頼めるの?
共有設定の費用は、設定するパソコンの台数によって変わってくるよ。
5台程度なら1万円前後でやってくれる業者が多いね。
さて、LAN工事業者にファイル共有設定をやってもらえたら助かるものの、果たして対応してもらえるのでしょうか?
配線工事という物理的な作業に対し、ファイル共有はソフトウェア的な設定ですからね。
断られるかも知れないと思いつつも、恐る恐る調べてみました。
パソコンの共有設定は大体の業者が対応してくれる
ご安心ください。
なんとLAN工事と一緒に、パソコンのファイル共有設定もやってくれる業者はたくさんあるのです。
よくよく考えてみたら、LAN工事業者としても、LAN工事の結果としてファイル共有という便利な機能が使えることを利用者に体感してもらうことで、さらに多くのLAN工事の注文をもらえる可能性があります。
ソフトウェア設定は工事とは質の違う作業であるものの、業者としてもそこまで踏み込んで対応するメリットはあるのです。
ただそれなりに手間のかかる作業ですので、一定の費用はかかるようですね。
共有設定の費用は共有設定を行う台数によって変わる
LAN工事業者にファイル共有設定もやってもらう場合、かかる費用は設定するパソコンの台数によって変わるというケースが一般的のようです。
一例として、「パソコン5台までなら1万円以下で対応」といった料金の業者はよくあります。
(例:https://pc-life99.com/price/internet.php)
業者によって、あるいは工事の規模によっては、フィル共有設定を無料でやってくれるところもあるかも知れませんが、まずは上記を大まかな相場として理解しておくと良いでしょう。
パソコンの共有設定をするメリット
パソコンのファイル共有を可能にすると、ファイル管理が楽になるよ。
データでのやり取りが減って、業務効率を高めることができるね。
LAN工事業者にファイル共有設定を依頼できることがわかったところで、改めてファイル共有設定をするメリットをご紹介したいと思います。
個人的には、パソコンをLANに接続する以上、ファイル共有設定はすべきだと思っています。
パソコン同士でデータを共有できる
ファイル共有により、各自のパソコンのハードディスクに保存しているファイルを、お互いのパソコンからも見たり編集したりできるようになります。
例えば社内の備品在庫をExcelファイルで管理しているとして、それを皆が見れれば誰もが最新の在庫を知ることができるので便利ですよね。
また同じようなファイルを皆で使いまわしたい場合も、1箇所に置いて共有すればファイルをコピーをする必要もなくなるため、ファイルの無駄がなくなります。
ファイル共有専用のパソコンを用意し、共有したいファイルは全てそこに集めれば、管理も楽になりますね。
(いわゆる「ファイルサーバー」といった使い方になります。)
権限の設定をすればアカウントごとにフォルダを管理できる
また、ファイル共有は誰がどこまでアクセスできるかを細かく設定することができます。
企業の情報は、全従業員に公開したいファイルもあれば、正社員だけに共有したいファイル、管理職だけに共有したいファイルなど、ファイルによって機密度のレベルが異なるはず。
ファイル共有設定の機能である「アクセス権限設定」を使えば、どのアカウントがどのファイルにアクセスできるかをコントロールすることができるので、情報漏洩等のリスクからファイルを守ることができるのです。
アクセス権限の設定は個人単位のみではなく、部門ごと、役職ごとといった単位での管理も可能。
セキュリティ管理は社会問題にもつながりかねない重要なものです。アクセス権限の設定を適切に行えば安心ですね。
パソコンの共有設定をするデメリット
パソコンのファイル共有を設定すると、セキュリティ対策を面倒に感じてしまうかもしれないね。
その他、サーバーが故障してしまうと、ファイルを閲覧することができなくなってしまうこともあるから、注意しよう。
ファイル共有の便利な点を説明しましたが、それに伴うデメリットももちろんあります。
デメリットと言うよりは、ファイル共有を使用するにあたっての注意事項といったイメージとなります。
ここで合わせてご紹介します。
セキュリティ対策に手間がかかる
先ほど説明したアクセス権設定は、細かな設定ができるものの、設定にはいくらかの手間がかかります。
また一通りの設定を終えたあとで新たにフォルダを作りたい場合、また従業員の異動や退職があった場合なども都度設定が必要になります。
漏れがあるとセキュリティ上のリスクとなる可能性もあるため、それなりに厳格な管理が必要ですね。
しかしこれらの管理は当たり前にやるべきものとも言えます。
各自のパソコンに重要ファイルが分散されている方が、よっぽどリスクは高いですからね。
必要な手間と考えたほうが良いでしょう。
サーバーが故障したらフォルダへのアクセスができなくなる
ファイルを一箇所にまとめると使いやすくなりますが、機械の故障には今以上に気をつける必要があります。
というのも、ファイルサーバーとして使っているコンピュータが故障すると、そこに置いてあるすべてのファイルにアクセスできなくなってしまうからです。
社内の多くの人が困ってしまいますね。
そういった事態への対策として、サーバのハードディスクのバックアップを取るようにしましょう。
各自のパソコンでそれぞれがバックアップをとるより、ファイルサーバにデータを集約してまとめてバックアップを取ったほうがスピード的にもコスト的にも有利です。
アクセス権設定、バックアップ、これらをしっかりやっておけば、ファイル共有は怖くありませんよ。
まとめ
LAN工事と一緒に、パソコン同士のファイル共有設定を依頼することができるということが分かったね。
ファイル共有は非常に便利な機能だから、設定に費用がかかったとしても是非取り入れておきたい機能だね。
LAN工事業者に依頼できるファイル共有設定。
これからはLAN工事をするときは、常にセットで依頼するようにしても良いかもしれませんね。
コンピュータはネットワークに繋がることでより効率よく使うことができます。
ファイル共有の設定作業は業者がやってくれますが、ネットワークをどう活用するか、どのように管理していくかなどは、社内の管理者の仕事です。
考える仕事は社内の管理者が行い、設定作業は業者に依頼するなど、うまく役割分担すると良いですね。