LAN工事の費用ってどのくらい?相場を知って値段交渉を有利に進めよう

オフィスのレイアウト変更や増築などを行う際、パソコンをネットワークに繋ぐためのLAN工事を行う必要があります。

ただ配線や機器設置を自分たちで行うのは大変ですので、業者にLAN工事を依頼するのが基本でしょう。

ただこのLAN工事、今ひとつ適正な費用相場がわかっていないという人もいるのではないでしょうか。

よくわからないから、業者の言い値で発注をかけてしまっている人もいるかも…。

今回は、LAN工事にかかる費用はどれくらいなのかをご説明します。
相場を知ることで、LAN工事を適切なコストで、自信を持って手配することができるようになるでしょう。

 

LAN配線工事の相場は?

さっそくLAN工事ごとの費用の相場を紹介していきます。
金額とともに、おおよそどんな作業をするのか、どんな機器を導入するのかにも触れていきますので、金額と工事の内容をセットで理解することをおすすめします。

配線整理のみ3万円

まずは配線整理費用です。約3万円ですね。

オフィスで長い期間LANを使っていると、HUBからパソコンまでのLANケーブルを一本自分で追加したり、手持ちのケーブルが長いのしかなかったので暫定的に長いケーブルを使って配線したものがそのままになっていたりするものです。
それらが続き、気づけば配線がぐちゃぐちゃになってしまっているということがよくあります。

そのままではどの端末とどの線がつながってるのかわからなくなるばかりか、ケーブル同士が絡まり合うことによる抜線や断線も起きかねません。

その状況を解決するため、業者に配線をきれいにしてもらおうという工事です。
基本的に、新たな配線をするわけではないため、機能的な変化はありません。

乱雑だったLAN配線を整理して綺麗にします

LAN配線整理の例

【引用元】http://www.finetelecom.co.jp/service/lan.html

ただ、長い目で見るとトラブルを未然に防ぐという意味はありますね。

 

10名規模のLAN環境構築15万円~

こちらは10名程度のオフィスにLAN環境を構築した場合の費用です。
約15万円からとなります。

10の机をくっつけて島を作り、そこの各机にLANケーブルを配線するイメージですね。

オフィスの各机にLAN配線する工事です

オフィス机へのLAN配線工事

【引用元】http://www.me-beru.co.jp/service/network.html

必要機器と配線は

  • HUB1台
  • 配線12本(机x10、ファイルサーバx1、プリンタx1)

といったところです。

 

フロア跨ぎや屋外の配線が伴う工事20万円~

こちらはオフィス内の工事ではなく、建物と建物の間の配線、または異なる階のオフィス間をLANで繋ぐなど、やや離れた場所同士をLAN接続する場合の費用です。
費用は20万円以上はかかるでしょう。

LAN配線の本数という意味では1本だけです。
たった1本でこんなに高額の費用がかかるの?と思う方もいると思いますが、かかります。

というのも、例えば階の異なるオフィス間を繋ぐ場合、壁や天井に穴を空ける作業が必要になったり、天井裏に入っての配線作業をしたりするなど、フロア内のLAN配線より遥かに高度な作業が発生するのです。

異なるフロア間のLAN配線は、天井裏を通すなどの難しい作業が必要です

LANを天井裏に配線する

【引用元】http://fujico.biz/network/lan.html

また離れた建物と建物との間を繋ぐとなった場合は、屋外配線となりますのでケーブルをより耐久性の高いものに変えたり、ケーブル保護のための配管を作成するなどを行うこともあります。

LANケーブルの配線以外の付帯作業が必要になるため、そのぶん費用は高額になるのです。

 

値段交渉の駆け引き

ではここからLAN工事手配の現場に踏み込んだ話をしていきます。

LAN工事を業者に依頼するにあたっては、ざっと以下の流れになります。

  1. 要件伝達:どの場所でLANを使えるようにしたいのかを伝える
  2. 見積提示:業者が要件を実現するための工事内容と金額を回答
  3. 交渉:双方で会話し、工事内容と金額を修正
  4. 依頼(発注):最終見積価格で依頼し、業者が工事を実施する。

上記の「3.交渉」が腕の見せ所です。

LAN工事見積金額について業者と交渉しましょう

交渉

なるべく工事費用が安く済むよう、交渉をしましょう。

 

必ず1度は値下げ交渉

まず基本的に、1度は値下げ交渉を行うようにしましょう。

ただこれは、何が何でも値段を下げろと要求するものではありません。
業者から提示された工事内容や金額を踏まえた上で(あるいは不明点がある場合は確認した上で)、「どこか安くできる箇所はありますか?」と尋ねる行為です。

互いに工事内容を理解し、納得して合意するためのプロセスと考えると良いでしょう。
そのため、決して無理強いはしないようにしてくださいね。

 

見積書の内容を精査する

上述のとおり、交渉は「互いに工事内容を理解して納得する」ことが重要です。

そのためには、見積書の内容の精査が必須となります。
工事内容に過剰なものや、不要なものがないかなどをよくチェックしてください。

LAN工事金額と内容について、双方納得するまで話し合いましょう

交渉

例えば、8人しか入れないようなフロアに24口のHUBを設置する見積になっているなど、明らかに無駄なものがある場合もあります。
こういったケースの場合は、HUBの機種を安いものに変更してもらえたり、配線本数を減らしてもらえたりしたもので見積金額を修正してもらえるでしょう。

 

LAN工事単価の考え方

業者と交渉するにあたっては、LAN工事の単価を抑えておきたいところです。

しかしプロの仕事の単価を量るのは難しいですよね。
(自分で業者レベルの工事ができるのであれば、依頼をするわけがないのですから)

それでも業者の見積が適正な価格なのかどうかは確認しなければなりません。
どうすれば?その方法は「相見積をとること」です。

同様の工事内容で他社に見積を依頼し、提示された金額に大きな差がないか確認するのです。

複数の業者に見積を出してもらっても、実際に依頼するのは一社のみです。
それ以外の業者には見積を出してもらっただけという形にはなりますが、同じ内容ならばより安いところを選ぶのはビジネスでは常識ですので、気にする必要はありませんよ。

特に工事の規模が大きい場合は、相見積は必ず行うようにしましょう。

 

「客>業者」ではなく対等に話をする

LAN工事の金額交渉にあたっては、交渉に向き合う姿勢も大事です。

大前提として、依頼者(客)も業者も対等だということを忘れないようにしてください。

時々、なにかを勘違いして「客のほうが優位な立場」と言わんばかりに尊大な態度を取る人もいますが、これは誤りです。
客は必要なものを依頼する立場で、業者はそれを提供する立場です。
利害が一致するからこその契約なのですから、客が上位などということはないのですよ。

交渉は必ず対等に、真摯な態度で行うようにしましょうね。

LAN工事の金額交渉は、お互いの立場を尊重して

交渉成立

 

まとめ

LAN工事費用についての考え方と、交渉の仕方について解説しました。

LAN工事の費用相場はなかなかわかりにくいものです。
だからこそしっかりプロセスを把握し、意思を持って取り組むことが重要です。

交渉の場では決して無理強いをせず、互いの立場を尊重しあって進めることで、適正な工事費用を把握し、納得のいく工事をしてもらうことができるでしょう。

業者とうまく協力して物事を進め、管理者としてよりレベルアップを図ってください!