自宅のインターネットが使えなくなってしまった!LAN工事の修理を依頼する前に自分で出来ることはある?
急にインターネットが使えなくなってしまった!
そんな時に自宅でできる改善方法を紹介していくよ!
専門業者を呼ぶ前に、まずは試してみよう。
自宅でインターネットを利用している人は多いと思います。
Webでニュースや動画を見るといった利用はもちろん、在宅勤務用の環境としてインターネットを使用している人もいるかもしれません。
そんなインターネットがいきなり使えなくなってしまったら…非常に困りますよね。
何気ない暮らしの中でインターネットに触れている時間は意外と長いものですから、日常生活に支障をきたす人もいるでしょうし、仕事でインターネットを使用している人にとってはお客様に迷惑をかける可能性もあります。
そんなときはLAN工事業者に修理を依頼しよう!と決めている人もいると思います。
しかしインターネットの接続トラブルは、意外と自分で解決できるものなのです。
今回は、インターネットが使えなくなってしまった場合のチェックのポイントや、それぞれの復旧方法をご紹介します!
まずは何が使えなくなっているのか原因を調べる
ネットに接続できなくなってしまった時には、1台のみ接続できないのか、全てのネットが接続できないのかチェックしてみよう。
その他にも、無線LAN、有線LANどちらも接続できないのか、どちらかだけであれば、接続できるのかもチェックが必要だよ。
インターネットが使えなくなる…そういった障害には、必ず原因があります。
焦る気持ちを抑え、まずは原因を調べましょう。
そのために最初に知るべきことは「インターネットが使えない端末はどれか」です。
自宅でインターネットを使用している機器が複数ある場合は、
- 使えなくなったのは1台だけ?他の機器も全部?
- 有線LANはOK?無線LANは?
といった具合に、障害が出ている箇所を絞り込んでいくのです。
その際、大まかな構成図があると箇所を調べるのが簡単になりますよ!
こんな図があれば機器の関連性がわかりますので、「どの機器が壊れたらどの端末が使えなくなる」というのがひと目で分かりますね。
モデムやルーターなどのネットワーク機器の電源がついているか確認する
もし家中すべての端末でインターネットが使えないのであれば、モデムやルーターといったインターネットとの接続部分になんらかの問題があるかもしれません。
実際、インターネットが使えなくなった場合、その原因としてよくあるものが、モデムやONU、ルーターなのです。
これらの機器は、普段あまり意識しないかもしれませんが、インターネット接続障害が起こったときはよく見る必要があります。
特に注意して見る部分は「ランプ」です。
モデムやルーターは、地味で音も出さないおとなしい機器ですが、いつも緑やオレンジのランプを光らせているはず。
それらのランプに、いつもと違う雰囲気は出ていないでしょうか?
例えば、点いていたはずのランプが消えていたり、見慣れない赤いランプが点いていたり…など。
各機器のランプにどういった意味があるかの情報は、インターネットから入手することができます。
検索ワードに「機器名 説明書」などを入れて検索すれば、メーカーのサイトから説明書をダウンロードでき、そこにランプの説明が載っているはずです。
いざというときのために、説明書はあらかじめ手元に持っておくと良いでしょう。
【引用元】https://www.buffalo.jp/product/detail/manual/bhr-4grv2.html
スマホのWi-Fiマークがついているか確認する
ネットワーク機器の確認とともに、端末側の確認もしておくようにしましょう。
インターネットに無線LAN(Wi-Fi)で接続することの多いスマホやタブレットは、無線LANの接続が確立するとマークが表示されるようになっています。
(接続されているかどうか、および電波の強度がわかるように表示されます)
このマークの表示状態を確認しましょう。
マークが表示されていれば、少なくとも無線LANは生きているという確認ができます。
またマークが表示されていない場合、端末側の無線LANをうっかりオフにしてしまっていないかも確認してみてください。
スマホをポケットやバッグなどにしまう際、誤って無線LANオフをタップしてしまう可能性もありますので、念のため確認をおすすめします。
有線LANで接続をしてみる
もし普段パソコンを無線LANで使っている場合は、試しに有線LANをつないでみて、インターネットが使えるようになるかどうか確認することも意味があります。
もし無線LANだと使えないのに有線LANだと使える場合は、問題個所は無線LANにあるということになります。
「インターネットがまったく使えない」から「有線LANなら使える」となれば、状況は大きく変わります。
落ち着いて対処を進めることもできますね。
使えなくなってしまったネットを自分で直すことはできる?
もしかしたら、ルーターなどの再起動により、直ってしまうかもしれないよ。
その他にも、電磁波に異常を与えてしまう機器が近く似ないかどうかも確認してみよう。
さて、いろいろ調べて原因の箇所が分かったとしても、直られなければ意味がないですよね。
そうすると、結局修理のために業者を呼ばなければならないのでは?と思う人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありませんよ。
自力でインターネット接続を直すことができる可能性も十分あります。
むしろ下記に紹介するケースなど、自力で直してしまえることのほうが多いくらいです。
というわけで、インターネットにつながらなくなった場合の直し方について、よくある事例とともにご紹介します。
ルーターなどのネットワーク機器の再起動をしてみる
今からご紹介するものは、インターネット接続トラブルにおけるもっとも簡単でもっとも効果のある手段かもしれません。
それは「ルーターなどのネットワーク機器を再起動してみる」というもの。
実はこの方法、インターネット接続トラブルの解決策における基本中の基本なのです。
「電源も入っているしランプも点いている。見た目は正常だから再起動しても意味はないだろう」と思う方もいるかもしれませんが、四の五の言わずまずはルーターの再起動をしましょう!
ルーターなどのネットワーク機器は、普段電源も入りっぱなしで動作し続けています。
そのため、何か月も起動したままでいると一時的に調子が悪くなってしまうこともよくあるのです。
そんな時は再起動してあげると機器の状態がリセットされ、あっさり解決してしまうこともありますよ。
試してみる価値は大いにあります。
なおネットワーク機器は、設定を内部に書き込んでいますので、再起動で設定が消えてしまうようなこともありません。
特別な準備もなく再起動してOKです。
ネットワーク機器が複数ある場合は、順番に再起動をしていってみましょう。
これで直れば万々歳ですね。
電子レンジなどWi-Fiの電波を妨害する電子機器を使っていないか
無線LAN(Wi-Fi)を使用している場合にありがちなのが、他の機器による電波の妨害です。
といっても、誰かが意図的に通信を妨害しているということではありません。
実は無線LANでよく使われる電波の周波数として「2.4GHz」があるのですが、これは以下のような機器も同じものを使用しているため、電波の干渉が起こってしまうのです。
- 電子レンジ(動作中のみ)
- コードレス電話機/FAX機
- 無線のスピーカー
- 無線の監視カメラ&Webカメラ
上記のような機器が、無線LAN機器の近くにないでしょうか?
新しくこれらの機器を買ったという場合や、部屋の模様替えをしたなどといったケースでは、電波干渉によりインターネットが使えなくなることがよくあるのです。
もし機器が近くにあるようなら、なるべく距離を離してみましょう。
それだけでも不具合は緩和されますよ。
有線でも使えない場合はLANケーブルを変えてみる
有線LANが利用できない時には、LANケーブルに不具合が生じているかも。
LANケーブルを新しい物に交換してみよう。
有線LANでインターネットを利用している機器は、LANケーブルを交換してみることも有効です。
古いLANケーブルや、抜き差しの頻度が多いLANケーブルなど、見た目は問題なくても内部で断線していることもあるのです。
本当にケーブルが断線しているのか、もし断線しているならばケーブルの中のどこが…など気になってしまうかもしれませんが、重要なのはインターネットが元どおり使えるようになること。
詳細な診断は置いておき、サクッとケーブル交換を試してみましょう。
特にモデムとルーターの間のLANケーブルが切れてしまうと、家中すべての機器でインターネットが使えなくなります。
もしもの時のために予備のLANケーブルを用意しておくのも良いかもしれませんね。
ネットワーク障害を未然に防ぐ3つのポイント!
ネットワーク障害を防ぐためには、Wi-Fiを5Gで接続して、他の電気機器からの影響を防ぐこと、有線LANは、モールなどで保護して踏まれないようにしておく事、環境が良い場所に、ネットワーク機器を設置するようにすることが大切だよ。
以上のように、ネットワーク障害が起こった場合はいくつかの方法で直せることもよくあります。
でもあらかじめ障害が起こらないに越したことはありませんよね。
ここから、インターネット障害を未然に防ぐためのポイントを3つご紹介します。
Wi-Fiは5Gで常に接続する!
先ほど少し説明した通り、無線LANは電波の周波数帯として「2.4GHz」を使用しています。
しかし無線LANは2.4GHz以外にも、「5GHz」が設定できるものも多くあります。(というより、一般的な機器であれば5GHzの設定ができるはず)
5GHzであれば他の家電との干渉も少なく、より安定して通信することができるでしょう。
【引用元】http://qa.elecom.co.jp/faq_detail.html?id=5953
無線LAN機器が複数ある場合は、すべての機器で5GHzの設定にしておくほうが安全です。
有線のLANケーブルはなるべく露出しないように配線する
有線LANは、ケーブルをなるべく露出させないことが重要です。
露出しているとどうしてもぶつかったり引っ張られたりといったことが起こりやすく、断線の原因となるためです。
LANケーブルは、可能であれば天井裏や床下など、人目に触れないところを通すのがベストです。
【引用元】https://ja.wikipedia.org/wiki/OA%E3%83%95%E3%83%AD%E3%82%A2
またケーブルの長さも重要。
必要最低限の長さのものを使用するようにしてください。
無駄に長いと見た目も良くないですし、他のケーブルと絡まることによる断線が起こりやすくなってしまいます。
ネットワーク機器は環境の良い場所に設置する
ネットワーク機器の設置環境にも気を配るようにしましょう。
まず機器本体は床に直接置かないようにしてください。
埃が機器内部に入ることによる不具合が起こりやすくなるほか、床に置くと踏まれたり蹴られたりされやすくなってしまいます。
床上1mくらいの机や棚などに置くのが望ましいですね。
また無線LANは見通しが良い場所に置くようにしましょう。
そうすることで電波がよく飛び、通信断が起こりにくくなりますよ。
電源コンセントも確認してください。
たこ足配線をしすぎていたりしませんか?
ネットワーク機器に必要な電力が供給されなくなってしまうと、機能停止してしまう原因となります。
電源コンセントについては以下の点に注意しましょう。
- 延長コードは複数つなげて使用しない
- コンセントの電力容量合計を守る
まとめ
インターネットが使えなくなった時の改善策について詳しく見て来たよ。
業者に依頼すると、費用がかかってしまうから、ある程度自分で原因を追究してみよう。
業者に依頼せずに直すことができる可能性も少なくないよ!
ご自宅のインターネットでよくあるトラブル例と解決策をご紹介しました。
今は自宅でも多くの家でインターネットを使用する時代です。
電気・ガス・水道などとともに、生活に必要なインフラとなってきています。
これからもその流れは止まらないでしょう。
インターネットトラブルへの対応力を上げ、使えない時間をなるべく短くしたいですね。